国民的タレントだった中居正広氏と女性とのトラブルをめぐる報道は、フジテレビの経営を揺るがす大スキャンダルに発展した。2024年12月に女性セブンと週刊文春が報じたもので、中居氏と元フジテレビアナウンサーの女性との間で深刻なトラブルがあり、多額の示談金が支払われたとされた。

報道が過熱する中、中居氏は2025年1月23日に芸能活動からの引退を表明した。さらに問題は、フジテレビの社員がトラブルに関与していた疑いに拡大。局が設置した第三者委員会は2025年3月、中居氏の行為を「性暴力」と認定し、フジテレビの対応にも重大な問題があったと結論づけた。

スポンサー企業のCM差し替え・撤退が相次ぎ、フジテレビの広告収入は大打撃を受けた。港浩一社長と嘉納修治会長は引責辞任し、清水賢治氏が新社長に就任。テレビ業界のハラスメント体質や女子アナウンサーの扱いが白日の下にさらされ、日本のメディア界全体のコンプライアンス改革を迫る事件となった。