2024年12月、「女性セブン」と「週刊文春」が元SMAPの中居正広と女性とのトラブルを報道した。フジテレビの編成幹部・A氏の関与の可能性も伝えられ、同局を揺るがす大騒動に発展した。中居は2025年1月9日に「示談が成立したことにより、今後の芸能活動についても支障なく続けられることになりました」との声明を出したが、同月23日には芸能界引退を表明した。
2025年3月31日、フジテレビと親会社フジ・メディア・ホールディングスが設置した第三者委員会は調査報告書を公表した。報告書は、2023年6月2日に起きた中居と元フジテレビ女性アナウンサーAのトラブルについて、世界保健機関(WHO)の定義に基づき「業務の延長線上における性暴力だった」と認定した。
これに対し中居の代理人弁護士5人は5月12日、「受任通知兼資料開示請求及び釈明要求のご連絡」と題する文書を報道各社に送付した。文書は「中居氏は当初守秘義務解除を提案していたが、第三者委員会から『2人の密室で何が行われたかが直接の調査対象ではない』との回答があった」「約6時間にわたり誠実に回答した中居氏の発言がほとんど反映されていない」と指摘し、「性暴力という日本から一般的に想起される暴力的または強制的な性的行為の実態は確認されませんでした」と主張した。
5月22日、第三者委員会は「事実認定は適切だった」とする回答を公表し、要求された証拠の提示を拒否。中居の弁護団は5月30日に「本調査報告書作成のために用いられた一切のヒアリング記録及びその他の証拠の開示を求めます」と再反論した。一方で、中居本人は一貫して説明の場を設けておらず、関係者の間では「会見は絶対にしない」と断言しているとされる。2026年4月には個人事務所のドメイン更新などから「再始動」の臆測報道も出たが、第三者委員会の「性暴力認定」が覆らない限り、復帰への道は厳しいとの見方が大勢だ。