大谷翔平選手の元専属通訳だった水原一平受刑者は、大谷の銀行口座から約1700万ドル(約26億円)を不正送金して違法賭博の胴元に流したとして銀行詐欺などの罪に問われ、禁錮4年9か月の判決を受けた。違法賭博の胴元マシュー・ボウヤー受刑者は禁錮1年1日の判決後、5か月でハーフウェイハウスに移るなど早期の釈放が報じられた。

事件が発覚したのは2024年3月。名通訳としてお茶の間でも人気を博していた水原受刑者は、「友人」とも言える信頼関係にあった大谷選手の給与口座から約1700万ドルを盗用し、違法なスポーツ賭博の胴元に不正送金していた。大谷選手は当時の会見で「彼にウソをつかれていた」と強く否定し、関与を否定した。

裁判で水原受刑者は低賃金や苛烈な労働環境などを訴えたが、検察側の調査で、大谷選手側が数百万円単位の支払いを行い、高級車ポルシェを贈るなど十分すぎる援助を受けていた事実が判明。証言が虚飾まみれであったために情状酌量は認められず、2025年2月に禁錮4年9か月と約1700万ドルの返済命令の判決が言い渡された。2025年12月には東部ペンシルベニア州の連邦刑務所に収監され、出所日は2029年7月1日に設定されていると報じられた。

一方、違法賭博の胴元マシュー・ボウヤー受刑者は禁錮1年1日の判決を受け、約5か月でハーフウェイハウスに移るなど早期の釈放が報じられた。被害額の大きさと量刑の差をめぐっては議論も呼んだ。大谷選手自身は事件後も二刀流スターとして活躍を続け、ドジャースでの連覇など輝かしい成績を残している。

事件が発覚したのは2024年3月で、ドジャースの韓国開幕戦の時期だった。水原受刑者はドジャースから解雇され、大谷選手は3月26日の会見で「彼にウソをつかれていた」と述べ、賭博への関与を強く否定した。判決は2025年2月に言い渡され、禁錮4年9か月に加えて約1700万ドルの返済が命じられた。連邦刑務所局の公開情報によると、水原受刑者はアレンウッド刑務所に収容され、警備レベルは低いとされている。返済命令の履行など、事件の余波は今も続いている。