2019年6月、『フライデー』の報道で、吉本興業所属のお笑い芸人らが事務所を通さずに特殊詐欺グループとされる反社会的勢力が催した忘年会に参加し、金銭を受け取っていた「闇営業」問題が発覚した。仲介したカラテカの入江慎也は契約解除。雨上がり決死隊の宮迫博之は100万円、ロンドンブーツ1号2号の田村亮は50万円を受け取っていたことが明らかになった。

宮迫と亮は当初「ギャラはもらっていない」と説明していたが、後に受領を認めた。宮迫は会見で、後輩芸人が受け取ったギャラについて「お車代程度だろうと思い込み、もらってないでいいん違うかと入江君に言ってしまった」と明かし、会社にもそう言うよう指示していたことを認めた。2019年7月19日、吉本興業は宮迫との契約を解除。翌20日、宮迫と亮は事務所を通さず独自に記者会見を開いた。亮は会見時点でまだ吉本に所属していたため、無断会見を問題視した吉本は同日、亮の処分を謹慎から契約解消に変更した(後に処分は撤回)。

会見前には、吉本興業の岡本昭彦社長が2人に対し「会見やってもいいけど、全員連帯責任でクビするからな。それでもいいんだったら記者会見をやれ」と発言していたことも明らかになり、吉本の企業体質への批判も高まった。明石家さんまはラジオ番組で「フリーになったんやから、できればウチの事務所に欲しい。なにがあっても俺は芸人サイドの味方」と宮迫の獲得意欲を示した。

宮迫は2020年1月にYouTubeチャンネルを開設してYouTuberとして活動を開始。2021年8月17日には雨上がり決死隊の解散が発表され、蛍原徹はコンビとしての活動に幕を閉じた。2026年9月には蛍原がテレビ番組で当時の心境を告白し、「とにかく我慢」「戻ってこれるようにせなアカン」と責任を感じていたと語った。闇営業問題は、反社会的勢力との関係をめぐる芸能界のコンプライアンスの在り方を問い直す契機となった。