サッカー日本代表の伊東純也選手は2024年1月、女性2人からの性加害疑惑報道でアジアカップ途中に代表を離脱。同年8月に双方の刑事告訴は嫌疑不十分で不起訴となり、9月のW杯最終予選で代表に復帰した。伊東さんは女性2人を相手に約2億円の損害賠償を求める民事訴訟を起こし、係争が続いている。

疑惑が浮上したのは、2024年1月に開催されていたアジアカップの期間中だった。週刊誌が女性2人への性加害疑惑を報じ、伊東選手は大会途中に日本代表を離脱することになった。女性2人は1月に大阪府警に準強制性交容疑などで伊東選手を刑事告訴。一方、伊東選手側も女性2人を虚偽告訴容疑で逆告訴し、2月には女性2人を相手に約2億円の損害賠償を求める民事訴訟を東京地裁に起こした。

大阪府警は双方を書類送検したが、2024年8月、大阪地検は伊東選手(準強制性交等致傷の疑い)と女性2人(虚偽告訴の疑い)の双方を嫌疑不十分で不起訴処分とした。これを受けて伊東選手は同年9月のW杯最終予選で日本代表に復帰。所属するフランス1部リーグのスタッド・ランスでもプレーを続けている。

一方、民事訴訟は継続している。大阪地裁から東京地裁に移送された後、11月26日に第1回口頭弁論が開かれ、初めて女性2人が記者団の前に姿を見せた。女性側は「避妊具を付けずに性行為」などと主張し、伊東選手側は「女性側が訴えている事実というものは全くない」「全部、ストーリー自体が作り話だ」と真っ向から否定。次回以降の審理は非公開で行われる予定で、係争は長期化する見通しだ。

女性2人は2024年6月の日本代表戦の後に飲食し、大阪市内のホテルで性被害を受けたとして、翌年1月に大阪府警に伊東選手を刑事告訴したとされる。伊東選手側は虚偽の刑事告訴でスポンサーから契約を打ち切られ、代表からも一時離脱を余儀なくされたとしている。フランス1部リーグのスタッド・ランスに所属する伊東選手は、代表復帰後もクラブと代表の双方でプレーを続けている。