Bリーグの香川ファイブアローズに所属する小寺ハミルトンゲイリー(ゲイリー・ハミルトン)容疑者(42)が2026年9月26日、不同意わいせつと窃盗の疑いで熊本県警に逮捕された。遠征先の熊本市内のバーで、20代の女性従業員に不当な暴行を働き、下着を盗んだ疑いが持たれている。本人は否認し、同意があったと主張しているという。

事件が起きたのは9月26日午前2時すぎ。その約13時間後の午後3時5分からは、チームの今シーズンの開幕戦(熊本ヴォルターズ戦)が控えていた。試合当日の未明まで遠征先で飲酒し、警察の取り調べを受けていたことになる。クラブは試合直前、公式SNSで小寺容疑者の欠場理由を「コンディション調整」と発表しており、裏で不祥事が進行していたことへの批判も招いた。開幕戦は熊本が93対60で勝利した。

小寺容疑者は来日17年目の超ベテランで、2020年に帰化して「小寺」姓を名乗ってからは、外国籍枠に縛られない帰化選手として滋賀、福岡、大阪など10クラブ以上を渡り歩いてきた。事件の2日後、香川の生岡直人社長兼GMは「管理不行き届き」として引責辞任を発表し、クラブは小寺容疑者との契約解除を通知した。

ベテラン選手の不祥事とクラブの隠蔽とも取れる対応に、バスケットボール界全体のガバナンスが問われている。