2014年に美容通信販売事業を開始し、2017年には主力商品「すっきりフルーツ青汁」が累計1億3000万本を販売、通販事業の年商130億円、営業利益42億円に達した実業家の三崎優太(37)。商品にちなんで「青汁王子」と呼ばれ、競走馬の落札や高級車の購入などセレブな暮らしぶりでメディア露出を増やしていた。
ところが2019年2月12日、架空の広告宣伝費を計上し、2年分で約1億8000万円の法人税の支払いを免れた法人税法違反(脱税)容疑で、東京地方検察庁特別捜査部に逮捕された。同年3月4日に起訴され、7月の論告求刑公判で検察側は懲役2年を求刑。2019年9月5日、東京地方裁判所は懲役2年・執行猶予4年、法人「ファビウス」に罰金4600万円の有罪判決を言い渡した。
保釈後、三崎はSNSで「青汁劇場」と称する奇行めいた投稿を繰り返して炎上。2019年8月にはホストへの転身を表明し、わずか2週間足らずで指名212組、約8200万円を売り上げて「業界史上最高記録」と話題になった。有罪判決の翌日には、脱税したとされる額と同額の1億8000万円を配るキャンペーンを実施して大きな注目を集めた。
その後は通販サイト会社への出資やYouTuberとしての活動を展開し、経営者・インフルエンサーとして復活を遂げた。2023年9月には執行猶予期間を満了している。
2026年7月15日には、インフルエンサーの宮崎麗果(本名・黒木麗香)が約1億5700万円の脱税で有罪判決を受けた際、三崎がXで「ずっと謎なんだけど、脱税で捕まる人と、捕まらない人の差ってなんなの?」と投稿したと報じられ、再び話題になった。容疑を否認して逮捕された自身の経験と、容疑を認めて在宅起訴のまま判決を迎えた宮崎被告の対比が、司法の基準をめぐる議論を呼んでいる。