タレントの木下優樹菜は2019年、実姉が勤務していたタピオカドリンク店とのトラブルで、店側に脅しとも受け取れるメッセージを送っていたことが明らかになり、活動を自粛した。その後、2020年に芸能界からの引退を発表した。
木下は姉の給与などをめぐって店と対立し、SNSのダイレクトメッセージで圧力をかけるような文面を送ったと報じられた。店側が内容を公開すると批判が殺到し、木下は謝罪したが、夫婦で出演する広告や番組への影響も広がった。
木下はお笑いコンビの藤本敏史と結婚し、ママタレントとして人気を集めていたが、騒動の後には離婚も発表された。所属事務所は当初、活動自粛を経ての復帰を模索したとされるものの、世論の反発は収まらず、引退という結末になった。
引退後も木下はSNSでの発信を続け、広告表示をめぐって再び批判を受けるなど、騒動はたびたび蒸し返されてきた。影響力のあるタレントが私的な連絡手段で圧力をかける行為の重さを、芸能界に印象づけた一件となった。
SNS時代には、非公開のメッセージであっても公開されれば一瞬で拡散し、仕事を失うきっかけになる。木下の騒動は、タレントの私的な言動と公的なイメージの境界が曖昧になった時代のリスクを、芸能界全体に示した出来事だった。