乾燥大麻を所持したとして、音楽デュオ「Def Tech」のMicroとして活動する西宮佑騎容疑者(45)が2月2日、厚生労働省・関東信越厚生局麻薬取締部に麻薬取締法違反の疑いで現行犯逮捕された。捜査関係者によると、西宮容疑者は東京・渋谷区の自宅で乾燥大麻数グラムを所持した疑いが持たれており、麻薬取締部による捜索で自宅から乾燥大麻が発見されたという。麻薬取締部は西宮容疑者の認否を明らかにしていない。

「Def Tech」は、2005年発売の「My Way」を含むファーストアルバムが250万枚を超える販売を記録した人気デュオ。今月8日には日本武道館でデビュー20周年を記念したライブが開催される予定だったが、逮捕を受けて中止されることになった。

西宮容疑者の所属事務所の関係者は取材に対し、「今回の逮捕は寝耳に水です。逮捕の詳細については全く知らされておりませんし、予兆は全くなく、予定していた武道館ライブは中止します」とコメント。所属事務所は「現在、本人と連絡が取れず、事実関係の確認を進めています」としている。

20周年という節目のタイミングでの逮捕に、ファンの間では衝撃と失望の声が広がっている。麻薬取締部は西宮容疑者の大麻の入手先などを調べており、捜査の行方が注目される。

芸能人の薬物事件は後を絶たず、特に大麻を巡っては若年層への広がりも指摘されている。今回の事件も、音楽業界における薬物汚染の実態を改めて浮き彫りにした形だ。

「My Way」などのヒットで知られるDef Techは、幅広い世代に支持されてきただけに、ファンの失望は大きい。所属事務所は事実関係の確認を進めるとしており、武道館公演の中止に伴うチケットの払い戻し対応なども課題となる。

大麻を巡っては、近年、若年層を中心に所持・使用の摘発が増加しており、警察庁も取り締まりを強化している。芸能人の薬物事件が相次ぐなか、業界団体による薬物防止の啓発活動の実効性も問われている。