警視庁は9月16日、インフルエンサー「ヤマトリノ」として活動する有名キャバクラ嬢の田沢梨乃容疑者(27)と交際相手の会社役員(28)を、自宅でコカインを所持したとして麻薬取締法違反の疑いで現行犯逮捕した。田沢容疑者は「2人のもので一緒に使っていた」と容疑を認めている。所属するキャバクラ大手JUNGLE GROUPは公式サイトで謝罪し、同容疑者の全活動停止とコンプライアンス教育・管理体制の抜本的見直しを発表した。

捜査が動いたのは9月15日の午後だった。警視庁の捜査員が東京・六本木のタワーマンションの部屋に家宅捜索に入り、コカイン約0.4グラムを発見。田沢容疑者と交際相手の会社役員を麻薬取締法違反(コカイン所持)の疑いで現行犯逮捕した。自宅からは白い粉末が入った袋がほかに21袋見つかり、警視庁は鑑定を進めるとともに入手ルートなどを調べている。田沢容疑者は「自宅にあったコカインは2人のもので、2人で一緒に使っていた」と容疑を認めたが、交際相手は「自分のものではありません」と否認しており、双方の言い分は対立している。

田沢容疑者は六本木のキャバクラ「JUNGLE TOKYO」のトップキャストとして「ヤマトリノ」の名で活動し、YouTubeやインスタグラムなどのSNS上でカリスマ的な人気を誇っていた。自身のバースデーイベントがあった月には2億3000万円を売り上げたと明かしていたほか、キャバ嬢オーディション番組「LAST CALL」にも出演。7月には実業家の溝口勇児氏への"公開説教"が話題を集めていた。

JUNGLE GROUPは9月16日、公式インスタグラムのストーリーズで代表名義の「ご報告とお詫び」を公開。「JUNGLE GROUPに所属する者1名が、違法薬物に関する容疑で逮捕されたことを確認いたしました」と報告し、関係者に謝罪した。「違法薬物を一切容認いたしません」と表明し、捜査機関に全面的に協力するとともに当該所属者の全活動停止を発表。今後の処遇については顧問弁護士と協議のうえ厳正に判断し、外部の専門家の助言を得ながら所属者・従業員へのコンプライアンス教育と管理体制を抜本的に見直す方針を示した。送検時に田沢容疑者がカメラに見せたハンドサインも話題となった。